肌にシミやそばかす、ほくろがある人は多いと思います。
そんなシミやそばかす、ほくろですが、これらの違いは何なのでしょうか?
今回は比較するために、それぞれの特徴を簡単にまとめてみました。
シミとは?
シミの原因はメラニン色素です。
皮膚の奥にメラノサイトという色素細胞があります。
この細胞は紫外線やホルモンの影響など、様々な刺激を受けて皮膚を守ろうと活性化し、メラニン色素を作り出します。
通常であれば、作り出されたメラニン色素は皮膚の新陳代謝によって皮膚の表面から剥がれ落ちます。
メラニン色素が過剰に作り出されて剥がれ落ちずに肌に残るとシミになってしまいます。
原因の多くは紫外線ですが、加齢による代謝の衰えやホルモンバランスの乱れ、傷やニキビ跡なども原因となります。
そばかすとは?
シミと似ているそばかすですが、こちらの原因は先天性で遺伝的要素が強いです。
鼻や頬に小さい斑点がたくさんできます。
紫外線を受けて日焼けしたり、妊娠などでホルモンバランスが崩れた時に濃くなることもあります。
思春期に目立つようになりますが20代後半から薄くなることが多いです。
ほくろとは?
ほくろもシミのようにメラニン色素が関係しています。
しかしシミはメラニン色素が新陳代謝されないで肌に残ったものなのに対し、ほくろはメラニン色素を作るメラノサイトが変化した『母斑細胞』と呼ばれる細胞の塊です。
シミは平らでツルツルとしています。
一方、ほくろは表面がザラザラしたり盛り上がったりします。
ほくろは思春期になるまでの間にできますが、年齢と共に増えたり徐々に大きくなったり、平らなものが盛り上がってくることもあります。
このように、見た目が似ているシミ・そばかす・ほくろですが、比較してみるとまったく別物だというのが分かりますね。
それぞれ原因が異なるので当然対策も異なってきます。
しかしいずれにも紫外線は関係していますので、紫外線対策は必ず行った方がいいでしょう。