耳垢が湿っている人、いますよね。
脂性肌だと耳垢が湿っているのでしょうか?
今回はそれらの関係性について、原因を見つつまとめてみました。
脂性肌=耳垢が湿っている?
「耳垢が湿ってる・・・オイリー肌だし体質的な問題なのかも・・・」
そう思ってる人もいるかもしれません。
実際に、脂性肌の人は耳垢が湿っているのでしょうか?
結論からいうと、決してそういうわけではありません。
というのも、実はそれぞれの原因は異なるんです。
それぞれの原因は?
では、脂性肌と耳垢が湿っている原因をそれぞれ見ていきましょう。
《脂性肌の原因》
脂性肌の原因は皮脂が過剰に分泌されてしまう事にあります。
思春期の場合は活発に分泌される性ホルモンが皮脂腺を刺激するのが原因です。
ですが、大人の場合は共通した原因がなく、人それぞれです。
皮脂分泌が過剰になる原因を見ていくと、
①間違ったスキンケア
20代以降の肌は年齢を重ねる毎にターンオーバーの周期が長くなっていき、水分保持力も10代よりも低くなっています。
そのため、年代に合わない脂性肌向けのスキンケアをすると、ますます皮脂の分泌量が増えて脂性肌が悪化する事が・・・。
②食生活
皮脂の分泌を適正に調整する栄養素の不足、逆に皮脂の分泌を促す食べ物を過剰に摂取していませんか?
それが原因となって皮脂分泌が増えている場合があります。
③生活習慣
睡眠不足、ストレス、喫煙などの生活習慣は皮脂の分泌を過剰にします。
《耳垢が湿ってる原因》
耳の中にアポクリン腺が多かったり、アポクリン腺の活動が活発な人が比較的湿る傾向にあります。
アポクリン腺とは汗が出る汗腺の種類です。
つまり、耳垢が湿っている原因は汗なんですね。
アポクリン腺の量には個人差がありますが、その量は遺伝によって決まります。
黒人や白人の耳垢は90%以上の人が湿っているそうです。
同じ黄色人種でも、中国(北部)や韓国だと耳垢が湿ってる人はわずか5%前後とされています。
ちなみに日本人の場合は、およそ100人に16人が耳垢が湿っているとされています。
また年齢によってアポクリン腺の活動状態は変化していきます。
成長期を過ぎると汗の分泌量は低下するために、耳垢が乾燥している人が多くなる傾向にあります。
しかし、高齢になると耳垢は粘性になる傾向にあるようです。