『美白にはハイドロキノンが良い』という話を聞いたことはありませんか?
法改正を受けてハイドロキノン配合の美白化粧品が販売されるようになったものの、病院で処方されるものの方が高濃度です。
ハイドロキノンは皮膚科に処方してもらうのが効果的なのでしょうか?
今回は上記の内容について書いていきますね。
ハイドロキノンとは?
ハイドロキノンは『肌の漂白剤』と呼ばれるくらい美白効果が高い美容成分です。
アメリカなど海外では古くからシミ治療に使われています。
そんなハイドロキノンは日焼けによるシミなどに効果が期待できます。
シミはビタミンCやプラセンタを使用して予防、改善することが可能です。
これらの美白成分の10~100倍の効果があるといわれているのがハイドロキノンです。
日焼けの予防だけでなく、皮膚に沈着してしまったメラニン色素にまで働きかけることが可能です。
そのため、下着の跡などの色素沈着なども消すことができます。
他にもホルモンバランスの乱れが原因の黒ずみや色素沈着にも効果が期待できます。
なお冒頭でも書いた通り、皮膚科などの病院で処方されるハイドロキノンの方が高濃度です。
ただし濃度が高い分、美白効果が期待できますが塗り方などを間違えないようにしないと危険です。
後述の副作用のおそれもあるので、必ず医師の処方の通りに使用してくださいね。
ハイドロキノンの副作用
ハイドロキノンは効果が期待できる分、副作用のおそれもあります。
これは使用上の注意事項を守らなかったり、ハイドロキノンが体質に合わなかった場合、そして濃度が高すぎるものを使用した場合などに現れる場合があります。
ではどのような副作用があるのか見ていきましょう。
赤みや炎症
ハイドロキノンが体質に合わなかったり、劣化した製品を使用した場合に起きやすい副作用です。
ハイドロキノンは安定性が悪く酸化しやすい物質です。
酸化した際にできる成分は刺激が強いため、肌にダメージを与えてしまいます。
ハイドロキノンを使用する際はまずパッチテストを行って、体質に合うかどうかを確認してから使用するようにしましょう。
そして使用期限が過ぎていたり酸化して茶色く変色したものは使用しないようにしてください。
色素沈着(シミ)の悪化
ハイドロキノンは紫外線を浴びるとシミを濃くしてしまうという作用があります。
そのため紫外線対策は必須です。
紫外線対策を怠ってハイドロキノンを使用すると逆効果となってしまうので、必ず日焼け止め対策をするようにしましょう。
白斑
濃度の高いものを長期間使用し続けることで、塗り込んでいた部分が必要以上に白くなってしまうことがあります。
濃度5%以下のものではこのようなトラブルが起きたという報告はまだありません。
しかし高濃度のハイドロキノンを使用する際はシミや色素沈着が薄くなった時点で使用を中止しましょう。
そして長期間の使用は避けてください。
このように美白効果が期待できるハイドロキノンですが、濃度が高くなればなるほど副作用のおそれも出てきます。
必ず皮膚科で処方してもらい、医師の指示通りに使用するようにしてくださいね。