ほくろ・シミ・そばかすって肌の悩みとしてよく名前が出ますよね。
いずれも現れてほしくないものです。
ところでこの3つ、何が違うのでしょうか?
また、原因は何なのでしょうか?
今回はこの2点について書いていきますね。
ほくろ・シミ・そばかすの違いは?
《ほくろ》
ほくろは別名『色素性母斑』といいます。
大きさは小さい点程度~直径約2.5cm以上のものまで色々あります。
表面も平らなもの、盛り上がったもの、滑らかなもの、ザラザラとしたイボのようなものまで様々です。
色は大抵濃い茶色か黒ですが、皮膚と同色や黄色みを帯びた茶色のものもあるようです。
《シミ》
医学的には『色素斑』と『肝斑』の2つに分かれます。
色素斑は顔や手の甲、腕の外側、胸や背中などの日光を浴びる部分にできます。
5~20mm大の濃い褐色の境界のはっきりしたものが皮膚にできるのが特徴です。
肝斑は20代~40代に多く見られ、主に両頬や目の周り、額、鼻の下など左右対称にシミができるのが特徴です。
《そばかす》
別名『雀卵斑』といい、文字通りスズメの卵に色や形が似ているというのが名前の由来です。
主に顔の目の下に見られます。
直径3~5mmの細かい茶色の色素斑が特徴です。
ほくろ・シミ・そばかすの原因は?
《ほくろ》
皮膚の一部にメラニン色素を含む細胞=メラノサイトが、周囲より高い密度で集まってできるそうです。
メラノサイトが活発化し過ぎたり、何らかの刺激を受けて異常を起こすとほくろは形成されます。
原因の大半は紫外線ですが、日頃のストレスや疲労、生活習慣の乱れなどによってできる事もあります。
《シミ・そばかす》
シミとそばかすは原因が似ているのでまとめて説明します。
シミとそばかすの原因は、表面に浮き出てきたメラニンという色素です。
メラニンは体が紫外線を浴びると出てきて、光を吸収することで有害な紫外線が体の奥まで届くのを阻止します。
通常ならメラニンは周期的に剥がれ落ちてなくなります。
ですが、体の不調や加齢によって肌のターンオーバーが上手くできなくて、そのまま残ってしまう事があります。
それがシミやそばかすなのです。
日頃から内側と外側、両面からのケアを心がけましょう。