ニキビが気になるから何とかしたい・・・そう思っている人は多いでしょう。
しかし市販の薬には頼りたくないという人もいるかと思います。
では漢方は効くのでしょうか?
それとも効かないのでしょうか?
また、効果はどのくらいの期間で出るのでしょうか?
今回は上記の疑問を中心に書いていきますね。
ニキビに漢方は効く?効果が出るまでの期間は?
結論からいうと、ニキビに漢方は効きます。
『漢方は気休めだ』
そう思っていませんか?
しかし決してそんな事はないんです。
漢方は東洋医学です。
西洋医学のように『特定成分を分析して作用を調べる』といったスタンスを取っていません。
なのでそのようなイメージがついているのでしょう。
一方の東洋医学は『○○したら症状が改善した』などの経験を集積することで発展してきた医学です。
このような違いから、東洋医学は予防医学、苦痛緩和、慢性疾患の緩和といった分野では西洋医学より高い効果が期待できると考えられています。
ただニキビには効くものの、漢方は即効性が乏しく個人差があります。
早い人は飲み始めて3日~1週間で効果が現れ始めます。
しかし多くの場合は小さなポツポツしたニキビで1週間、赤ニキビなどでは数週間~1ヶ月かかる事もあります。
漢方薬は基本的に毎日飲み続けて少しずつ体質を改善するものです。
なので焦らずに気長に効果を待ちましょう。
どのような漢方が効く?
では具体的にニキビに効果が期待できる漢方を見ていきましょう。
《清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)》
炎症を緩和する作用があります。
腫れたニキビが出ている場合に症状を抑えられるといわれています。
《荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)》
皮膚の浅黒く炎症を起こしやすい人のニキビに効果があります。
また、炎症を抑えて肌に潤いを持たせる効果があります。
他にも、
・桂枝茯苓丸加薏苡仁(ケイシブクリョウガンカヨクイニン)
・十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)
といった漢方もニキビに効果が期待できます。