ニキビってできると何とかして治したいって思いますよね。
漢方も治療法の候補としてあります。
ではニキビの漢方って即効性があって、どのくらいの効果が期待できるのでしょうか?
今回は上記の内容について書いていきますね。
ニキビの漢方に即効性はある?
漢方には様々な種類もあり、治したい症状によっては即効性のあるものも存在します。
ではニキビの漢方は即効性があるのでしょうか?
ニキビ治療の場合は残念ながら即効性はないようです。
2~4週間服用することで効果が出るようです。
効果が出るまでには体質や生活習慣も関係してくるため個人差はありますが、基本的に気長に根気よく治していくと考えておいた方がいいでしょう。
次に、漢方はどんなニキビに効くのかを見ていきましょう。
・大人ニキビ
・赤ニキビ
・大きく腫れ上がったニキビ
・化膿したニキビ
・繰り返すニキビ
・背中やお尻のニキビ
・生理時期のニキビ
・ニキビ跡
など、色々なニキビに効果が期待できます。
漢方は種類によって効果を発揮できるものが違ってきます。
なのでどのようなニキビで悩んでいるのかで使う漢方薬も変わってきます。
ただ、どの漢方薬でも継続していくのがニキビの治療においては一般的です。
ニキビに効果が期待できる漢方薬の種類
漢方薬にたくさんの種類があるのは先ほども少し触れました。
ここでほんの一部ですが、ニキビに効果が期待できる漢方薬を紹介します。
《十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)》
十味敗毒湯には皮膚の赤みや痒み、腫れ、化膿などを抑える作用があります。
ニキビにおいては、少し膿を持ったニキビやポツポツとできたニキビによく使われます。
柴胡(さいこ)や桔梗、甘草(かんぞう)など、10種類の生薬を合わせて作られていて、毒素を弱める目的で考え出された漢方薬です。
《荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)》
17種類もの生薬を組み合わせて作られていて、主に炎症や化膿を伴う皮膚炎に効果的とされています。
炎症作用やアクネ菌を殺菌するといった働きもあるのでニキビ治療に適しています。
特に赤ニキビや黒ニキビ、白ニキビ、ニキビ跡に効果的です。
《清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)》
12種類の生薬を組み合わせて作られていて、顔の熱や炎症を抑える働きがあります。
また皮膚病の原因を改善したり抗炎作用もあることからニキビ治療に適しているといわれています。
先端がとがって化膿しているようなニキビに効果的とされています。
他にも、
・排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
・黄連解解毒湯(おうれんげどくとう)
等々、たくさんの漢方薬があります。
ただし漢方の種類によっては『ニキビを治す』というより『ニキビのできにくい体質にする』働きのものもあります。
より確実に効果を実感したいのであれば、
・皮膚科で漢方薬を処方してもらう
・漢方専門外来で処方してもらう
などするようにしましょう。