イオウは古くからニキビ治療に使われている成分です。
様々なニキビケア用品に使われています。
そんなイオウで洗顔するとニキビに効くのでしょうか?
今回は上記の疑問についてを中心に書いていきますね。
イオウのニキビへの効果は?
イオウはニキビに対して3つの効果があります。
ではその効果を見ていきましょう。
①毛穴に詰まった皮脂や汚れを外に出しやすくする
ニキビの元になるアクネ菌は毛穴に詰まった皮脂が好物です。
このアクネ菌が繁殖することにより、アクネ菌が出す遊離脂肪酸という物質が毛穴を傷つけて炎症を起こし、ニキビへと発展してしまいます。
イオウは毛穴の角栓を柔軟にし、毛穴に皮脂が詰まるのを解消することで、ニキビの根本を治療することができます。
②殺菌効果
既に毛穴の皮脂に集まってきて繁殖してしまったアクネ菌を殺菌する力があります。
早い段階で殺菌することでニキビの悪化を抑えて治りが早くなります。
③皮脂を抑制する
皮脂を出にくくして乾燥させることで、毛穴に皮脂が詰まるのを防ぎます。
結果としてニキビになるのを防ぐ効果があります。
このように、イオウにはニキビにとって嬉しい効果があるのです。
イオウに副作用は?
ニキビに効果のあるイオウですが、残念ながら副作用もあります。
乾燥させる効果が強すぎて皮膚が乾燥して赤くなったりかぶれることがあります。
また、大人ニキビは乾燥することによって、毛穴周りが硬くなって詰まりやすくなります。
それと同時に乾燥によって皮膚が『潤いを出さなければ』と、皮脂をどんどん出そうとします。
そのため乾燥させることにより、皮脂の量を増やしてしまって逆にニキビを作りやすくしてしまうことがあるのです。
この事から、乾燥が原因でもある大人ニキビに使うのは少し危険かもしれません。
反対に思春期ニキビはホルモンバランスが不安定で皮脂が出やすいので、イオウでニキビが治ることも多いです。
イオウを試す際はそういったリスクも考慮して使うようにしましょう。