ハンドクリームとワセリン、どちらも保湿能力が高いものです。
そんなハンドクリームとワセリンは併用して使えるのでしょうか?
今回は上記の疑問と一緒に、違いについても書いていきますね。
ハンドクリームとワセリンの違いは?
この2つの大きな違いですが、油分の構成比率です。
ワセリンは油分100%です。
原料の石油以外の混ぜ物はされていません。
油分100%なので水に強いのです。
そして、どんなにすり込んでも浸透しません。
手の表面に留まり続けるので、皮膚のバリア機能を壊しません。
なので洗剤や水などでボロボロになった手にも使えるんです。
一方、ハンドクリームは油分と水分の混合物です。
本来なら混ざり合わないものですが、界面活性剤でクリームにしています。
界面活性剤は角質層に浸透するので、多少なりとも皮膚のバリア機能を壊してしまいます。
ある意味そのおかげで保湿成分が浸透してくれるともいえるのですが、弱った手には刺激になります。
ただし、ワセリンと違って浸透力があるので塗った後が快適なのはメリットですね。
併用するのはアリ?
結論からいうとアリです。
併用には以下のようなパターンがあります。
《ハンドクリームとワセリンを混ぜる》
手の上で混ぜ合わせて塗ると保湿力がアップします。
保湿力も香りも欲しい時にオススメです。
《ハンドクリーム→ワセリンでラッピング》
ハンドクリームを塗って水分と保湿成分を補給した後、ワセリンで蓋をする方法です。
先にワセリンを塗ると油膜がハンドクリームの保湿成分をブロックしてしまい、効果がありません。
順番には注意してくださいね。
ただし手荒れや主婦湿疹がひどい人や手をよく洗う人は、ワセリンを単独で使用した方がいいです。
ワセリンは洗剤や水の刺激から肌を守ってくれるからです。
ちなみに水を使わない、寝る前などはハンドクリームとワセリンを併用して手袋をはめると効果的ですよ。