できてしまったニキビ、少しでも早く治したいですよね。
ニキビに効きそうなものといえばオトロナインとメンソレータムがあります。
果たしてどっちがニキビには効くのでしょうか?
今回は上記の内容について書いていきますね。
オロナインのニキビへの効果
オロナインは効能・効果に『ニキビ』と記載されています。
クロルヘキシジングルコン酸塩液:殺菌・消毒作用のある成分
グリセリン、オリブ油、ワセリン:保湿効果のある成分
これらの成分によってニキビの原因であるアクネ菌を撃退しつつ、保湿によって肌を守ってくれます。
『殺菌作用』と『保湿効果』があるからニキビへの効果が期待できるというわけです。
ただしオロナインは抗炎症作用がないので、効果が期待できるニキビは限られます。
- 白ニキビ(20代後半)
- 炎症がひどくない赤ニキビ
- 潰したニキビ
また、本来はあかぎれやひび・すり傷用なので他のニキビ薬とは配合されている成分がまったく異なります。
そのため、確実に効果が期待できるというわけではありません。
メンソレータムのニキビへの効果
メンソレータムといえばリップクリームなどが有名ですが、実はニキビ治療薬もあるんです。
それは『アクネス』と『アクネージア』の2つです。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
《アクネス》
メンソレータムアクネスの有効成分はイブプロフェンピコノールという抗炎症作用のある成分です。
腫れて痛みのあるニキビや赤ニキビなどに効果が期待できます。
イブプロフェンピコノールが肌に浸透して炎症を抑え、ニキビの症状が改善されるのに約1週間くらいかかります。
イオウの臭いがし、肌につけるとピリピリとした刺激が若干あり、その後スースーしてきます。
《アクネージア》
アクネージアは乾燥による大人ニキビや生理前のホルモンバランスによる女性のニキビを治すために開発された治療薬です。
有効成分はエタノールやサリチル酸、アラントインです。
サリチル酸がニキビの角質を落とし、白ニキビなどに効果的です。
またエタノールやアラントインがニキビの炎症を抑えてくれます。
臭いはエタノールが含まれているので、注射する時のあのスースーとした香りがします。
つけた時はひりひりします。
先ほどのアクネスとは有効成分がまったく違うので、
アクネージア:できかけの初期ニキビ
アクネス:症状が進んだ赤ニキビ
といった感じで使い分けましょう。
最後になりましたがオロナインとメンソレータムで比較した場合、ニキビ治療薬であるメンソレータムの方が効果が期待できると思います。