化粧水は直接肌につけるものです。
なので手作りしたいという人もいるでしょう。
実はグリセリンで化粧水を作れるのですが、その際のグリセリンの濃度や割合はどのくらいなのでしょうか?
今回は上記の内容などについて書いていきますね。
化粧水を手作りする場合、グリセリンの濃度や割合は?
グリセリンは鉱物油や植物油から採取される透明の液体です。
このグリセリンには周囲の物質から水分を引き寄せる性質があります。
なので手作りの化粧水に配合すれば、空気中の水分を取り込んで皮膚を保湿してくれます。
ただしこの効果は適切な濃度で配合した場合です。
ではどのくらいの濃度や割合で配合すればいいのでしょうか?
《濃度5%》
水:95cc
グリセリン:5cc
《濃度10%》
水:90cc
グリセリン:10cc
《濃度5%、防腐にエタノールを混合する場合》
水:85cc
グリセリン:5cc
無水エタノール:5cc
以上の分量で配合すると保湿効果が期待できる手作りの化粧水を作れますよ。
グリセリンを使った手作り化粧水の作り方と注意点
グリセリンを使った化粧水の作り方を紹介します。
(1)先ほど書いた分量の水とグリセリン(+必要に応じて無水エタノール)を消毒した空き容器に全て入れます。
(2)よく振って混ぜ合わせます。
これだけで完成です。
とても簡単に作れるのでいいですよね。
次に作る際の注意点です。
まず使用する水ですが、蛇口から出したままの水道水がオススメです。
浄水器でろ過しないことで塩素が雑菌の繁殖を防いでくれるので長持ちします。
そのため精製水やミネラルウォーターだと日持ちしないんです。
精製水は製造過程で殺菌しますが、防腐処理は行いません。
開封直後から少しずつ雑菌が進入するので、化粧水にするのであれば水道水のほうが衛生的なのです。
それでも市販の化粧水よりも日持ちすることはありません。
しっかりと容器の消毒をしていたとしても使用期限は10日前後だと考えておきましょう。
なお、日持ちする化粧水を作りたいのであれば防腐剤として無水エタノールや消毒用エタノールを混ぜます。
どちらも濃度の目安は5%です。
ただしエタノールは皮膚を乾燥させてしまいます。
乾燥肌の度合いによっては刺激となってしまうので注意してくださいね。