ニキビができて潰したことがあるという経験のある人は多いと思います。

うっかり潰してしまうこともあれば、対処として潰すこともあるでしょう。

 

いずれにしても正しい処置をしなければニキビ跡が残ったりします。

今回はニキビが潰れた時の対処法としてワセリンを塗るのがいいのか?という疑問を中心に書いていきますね。

ニキビが潰れた時の対処法とは?

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https://minari-media.jp/articles/1349

対処法について触れる前に、ニキビを意図的に潰す場合はニキビのタイプに注目するようにしましょう。

 

膿の周りが炎症を起こして赤くなっている赤ニキビは潰さない方がいいといわれています。

潰すことが刺激となって炎症を強めてしまう可能性があるためです。

同様に、硬くしこりになったニキビはニキビの芯を取り出すのが難しいため、自分では触らない方がいいです。

 

では潰し方を見ていきましょう。

 

ニキビが潰れてしまった時に処理を行う際、前提として自分の手を清潔に保つようにしましょう。

 

見た目は大丈夫そうでも、手には目に見えない雑菌がたくさんついています。

そんな状態の手で潰れたニキビに触れると傷口から雑菌が進入し、傷の状態が悪化する原因となるおそれがあります。

触る前にハンドソープでしっかりと手を洗いましょう。

 

ニキビが潰れた場合、湿潤療法が基本とされています。

湿潤療法とは『皮膚が乾燥した状態よりも、水分がある程度あった方が傷を早く綺麗に治してくれる』という考え方に基づいた方法です。

 

ワセリンには保湿効果があるので、潰れたニキビに塗って保湿すると傷が綺麗に治ると考えられています。

就寝中は塗ったワセリンが擦れて取れてしまうことがないように、上から小さな絆創膏などを貼っておくといいでしょう。

 

ただし、湿潤療法を取り入れている最中にだんだんと膿が溜まってしまう場合もあるとされています。

そうした場合は乾燥させて対処していくことになりますが、分からない時は皮膚科などで判断してもらうと確実でしょう。

他にも対処法はあるの?

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http://www.skincare-univ.com/article/040056/

潰れてしまった傷跡にワセリンを塗るのが対処法だというのは先ほど書きました。

他にもニキビが潰れた時の対処法として、以下のような方法もあります。

 

《ティッシュで優しく拭き取る》

ニキビが潰れるとニキビの原因菌であるアクネ菌も一緒に出てきます。
アクネ菌が他の部位に広がるとニキビが広がってしまう可能性があるため、刺激を与えないよう清潔で柔らかいティッシュで拭くという方法です。

 

《ニキビが潰れた場所を水で洗い流す》

刺激となるのを回避するために水で洗い流す方法です。
最近では傷口を消毒してしまうと傷の治りが悪くなるため、水で洗うことが良いという認識が広まっています。

 

《ニキビ薬でフタをする》

病院で処方してもらった薬はもちろん、市販の薬を使ってニキビにフタをする方法です。

例えばオロナイン軟膏には炎症を抑えて殺菌する作用があります。
ニキビにも有効とされている効能なので、こうした薬をニキビが潰れてできた傷口に塗ってフタをします。

そうすることで傷口の状態を悪化することを防ぎ、雑菌の混入も回避できるという考え方です。

なお『水で洗い流す』と『ニキビ薬でフタをする』の2つはまったく正反対の考え方ですね。

 

このように対処法はたくさんあります。

色々紹介しましたが、独断で処置するのが怖いのであれば病院に行って医師に診てもらうのが確実ですよ。