ニキビができると気になってしまいますよね。
ニキビを潰すなんてとんでもない!と思うかもしれませんが、実は正しい方法で潰せばより早く綺麗に治せるんです。
そんなニキビを潰す場合、消毒は必要なのでしょうか?
今回はケアの具体的な方法も併せて書いていきますね。
ニキビを潰すなら消毒が必要?
ニキビを潰すのであれば消毒は必要です。
というより、消毒できなければニキビは潰さない方がいいでしょう。
ニキビを潰す際はトラブルのリスクを下げるために、以下のものを用意してください。
・針(清潔なもの)
・滅菌ガーゼ
・ピンセット
・消毒用エタノール
・抗生剤入りの軟膏
では潰す手順を見ていきましょう。
①患部や手を洗う
皮膚についた雑菌が毛穴に進入しないようにするために、ニキビ周辺や手を洗って清潔な状態にしましょう。
清潔に見えてもたくさんの汚れや細菌が手には付着しています。
そんな手で患部周辺に触ると炎症の原因になってしまいます。
②針を殺菌する
針はもちろん清潔なものを使うのが前提ですが、これだけでは不十分です。
新品であっても雑菌がついているので、消毒用エタノールか火で炙って消毒しましょう。
消毒用エタノールの場合→滅菌ガーゼに適量のエタノールを含ませ、針をササッと拭く
火で炙る場合→ライターなどの火で針の先端を炙る。(黒いススがついたらエタノールを含ませた滅菌ガーゼで軽く拭き取る)
③ニキビの中心に穴を開ける
ニキビの中心に1mmくらいの穴を開けます。
奥深くまで刺すとニキビ跡が残るおそれがあるので、ほんの少しだけ刺すようにします。
④ニキビを押し出す
指の腹を使い、ニキビの左右から軽く押していきます。
力を入れ過ぎたり長時間押し続けるのはNGです。
5回押しても角栓や皮脂が出てこなかったら作業を中止しましょう。
角栓の塊が出てきたらピンセットで丁寧に取り除きます。
膿などの液体が出てきたら滅菌ガーゼを上から押し当てます。
皮膚に広がって不衛生になってしまうので、拭き取ったり擦ったりしないようにしましょう。
⑤患部を消毒し軟膏を塗る
消毒用エタノールを滅菌ガーゼに含ませ、患部を軽く拭いて消毒します。
そして綿棒を使って抗生剤入りの軟膏を塗っていきます。
手で直接触れて患部に雑菌が入り込むのを防ぐためにも、必ず綿棒を使うようにしてください。
ニキビを潰す際は、とにかく清潔な状態を意識しましょう。
潰していいニキビと悪いニキビがある!
ニキビには種類があることはご存知かと思います。
実はニキビの種類によって潰していいニキビと悪いニキビに分かれるんです。
では潰していいニキビから見ていきましょう。
白ニキビ
白ニキビはニキビの初期段階です。
これは角栓によって毛穴が塞がって、毛穴の中に皮脂や角質が溜まっただけの状態です。
まだ炎症などが起こっていないので、この段階でニキビを潰してしまえばアクネ菌の繁殖を抑えられます。
黒ニキビ
白ニキビの段階で毛穴の入り口が塞がれているので、皮脂は渋滞状態になります。
この行き場をなくした皮脂は、毛穴を大きく広げてしまいます。
やがてこの皮脂は限界を超え、外に飛び出してきます。
結果、皮脂が空気に触れて酸化して黒くなり、黒ニキビとなります。
酸化して黒くはなっていますが、白ニキビと同様にまだ炎症を起こしていません。
なので潰すことで綺麗に治る可能性が高いです。
一方、潰してはいけないニキビというのもあります。
赤ニキビ
白ニキビや黒ニキビを放置すると毛穴の中でアクネ菌などが繁殖し始めます。
そしてやがて炎症を起こし、赤ニキビとなってしまいます。
既に炎症を起こしている状態なので、潰すと跡が残るおそれがあります。
そもそも赤ニキビは手で触れるのですらNGなんです。
黄ニキビ
赤ニキビが更に悪化し化膿して膿を持った状態で、ニキビの中で一番状態が悪いニキビです。
一見白ニキビに見えますが、白く盛り上がっていて周囲が赤っぽくなっていたら黄ニキビの可能性が高いです。
膿が皮膚の奥深くにあるため、針で潰しても膿が上手く出てこないことがあります。
その場合、真皮層を傷つけて跡が残ってしまう可能性があるので潰さない方がいいです。
自分のニキビがどれに当てはまるか見極め、適切なケアをするようにしてくださいね。