化粧品の寿命って考えたことありますか?
種類によって寿命に差はあるでしょう。
ではチークやアイシャドウの寿命はどのくらいなのでしょうか?
今回は上記の内容を中心に書いていきますね。
チークやアイシャドウの寿命はどのくらい?
チークやアイシャドウはパウダータイプのものが多いですが、リキッドやクリームタイプのものも存在します。
ではその寿命はどのくらいなのか、それぞれについて見ていきましょう。
《チーク》
パウダー系のものは水分が含まれていないので、清潔なチークブラシを使用している限り2年は持ちます。
リキッドやクリームタイプのチークは日陰の乾燥した場所で保管していたとしても1年くらいで寿命となります。
パウダータイプのチークであっても、リキッドファンデーションを塗った肌にブラシを乗せることにより皮脂や水分が付着してしまいます。
変色や粉の質感が変わったりする原因になるので、チークをのせる前には肌の余分な油分や水分をティッシュで拭くようしましょう。
《アイシャドウ》
こちらも水分が含まれていないものの、アイシャドウの寿命は驚くほど短いです。
目の粘膜周辺で使用するものなのでバクテリアが繁殖しやすいです。
目の健康を保つためにも、3ヶ月おきに買い換えるのが理想だとされています。
特にクリームベースのアイシャドウはバクテリアが繁殖しやすいです。
ニオイや質感に変化がないか、普段から注意しながら使用しましょう。
化粧品は使用期間を過ぎるとどうなる?
化粧品は開封して空気に触れることで少しずつ変質していきます。
適切な使用期間を過ぎて劣化してしまった化粧品がどのような状態になっているのか、簡単にまとめてみました。
《酸化が進む》
化粧品には肌との密着性を高めるために、保湿の目的から多くの油脂成分(油分)が含まれています。
これが空気に触れた瞬間から酸化していきます。
そして過酸化脂質という物質に変化して活性酸素を発生させます。
この影響で肌に炎症が起きたり色素沈着したりと、肌トラブルを引き起こしてしまったりするのです。
《雑菌の増殖》
一度開封した化粧品には菌も入り込みやすいです。
例えば以下のような常在菌です。
①表皮ブドウ球菌
皮膚の表皮の常在菌で、肌を弱酸性に保って細菌から保護するなど、美肌に繋がる菌とされています。
黄色ブドウ球菌ほどではないものの、体内に入ると病原性がみられることもあります。
②黄色ブドウ球菌
手や指、鼻、耳、喉など広い部位に存在する常在菌です。
健康であれば特に影響はありません。
しかし傷などがあるとその体液をエサに増殖し、化膿することもあります。
またアトピーとも関係があり、この菌の増殖によって痒みが増すとも言われています。
古い化粧品を使うということは、雑菌を肌につけるようなものです。
通常であれば悪さをしない菌であっても肌に悪影響を及ぼす危険があります。
なので古い化粧品を使うのは避けてくださいね。