できてしまうと厄介なのがニキビです。
そんなニキビを食べ物で改善できたら嬉しいですよね。
例えばトマトは効果があるのでしょうか?
それとも逆に悪化するのでしょうか?
今回は上記の内容について書いていきますね。
ニキビにトマトは効果アリ?逆に悪化する?
トマトにはβカロテンやビタミンC、ビタミンB2、リコピンといった、美肌に効果的な多くの成分が含まれています。
リコピンはトマトの赤い色の成分でもあるのですが、実はこのリコピンがニキビに効果的なんです。
リコピンは強力な抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去に役立ちます。
活性酸素は白血球がニキビの元となるアクネ菌と戦った時に発生します。
実は活性酸素は周りのものを酸化させる性質を持っていて、脂質と結合しやすいという特徴があります。
活性酸素が皮脂と結合すると過酸化脂質ができます。
これは肌の周囲の細胞を傷つけたり、皮膚の再生機能を低下させてしまいます。
つまり炎症が起きてニキビがひどくなったり、ニキビ跡が残ってしまうのです。
だからこそ、悪化の元凶となる活性酸素をやっつけてくれる作用のあるリコピンは効果的なのです。
どのくらいのトマトを食べれば効果が期待できる?
ではニキビに効果を発揮させるには、どのくらいのトマトを食べればいいのでしょうか?
リコピンの効果を実感するための必要量は、1日15mgくらいが目安とされています。
15mgはLサイズのトマト2個分くらいです。
リコピンは油と一緒に摂取すると吸収率がアップするので、オリーブオイルなどをかけて食べるといいでしょう。
とはいえ、毎日トマトを2個食べ続けるのは難しいものです。
実はトマトジュースでも大丈夫なんです。
トマトジュース150~200gで約18mgのリコピンが摂取できます。
リコピンは熱に強いので加熱処理されているトマトジュースでも効果を発揮してくれます。
ジュースじゃなくてもケチャップやミートソースでもリコピンは摂取できます。
すりつぶされることで細胞壁の中に入っていたリコピンは外に出ます。
その方が吸収率もアップするので、むしろ生のまま食べるよりもいいんです。
ただし、加熱した場合はリコピン以外の美肌成分は熱によって変性してしまいます。
自分で作ったトマトジュースの方がニキビ改善効果が大きくなるのでオススメですよ。